飛びぬけた長所も経験もない。馬鹿マジメに生きてきてしまったことへの後悔。

こんにちは。馬鹿マジメ、なんちゃって優等生のナナ・シーです。

気になる記事がありました。

 

 

今やお笑い界でとても有名な千原ジュニアさんですが、引きこもりになった過去があったそうです。

語弊を承知の上で言いますが、不登校や受験失敗といった経験がある人を、羨ましいと感じることがあります。

普通に生きてきてしまった私の手には今、何もないからです。

 

面接で言える長所が何もない。真面目に勉強だけしていてはダメだったの?

大学時代就活をしているとき、一番悩んだことが「面接で語れる経験や長所がない」ということでした。

就活マニュアルのような本やサイトを見ていると、自己アピールのポイントは「『自分の経験』をもとに考えよう!」というようなことがどこにも書いてありました。

たとえばバックパックで世界を旅したとか、サークルをたくさん掛け持ちしたとか、合コンに100回参加したなんてことでも良い。と。

 

自分にはどんな経験があっただろうか?と考えました。

すると、”ただ勉強してきたなぁ”ということしか頭に浮かびませんでした。大学の授業も、サボったことはありませんでした。

 

よしじゃあサボらず授業に出たことをアピールしよう!と思えば、勉強しましたアピールは印象に残らないから△!だの、もっと酷いとアピールポイントが「真面目に勉強した」=「遊ぶ友達がいない」=「コミュニケーション能力がない」と思われちゃうから注意!というようなことを言われているのも見かけました。

 

え え 待ってよ、おかしくない?!

大人が言うとおりに真面目に勉強してきたのに、合コンに100回参加したヤツのほうが評価されるの?!?なんで?!?!

と、社会の理不尽に泣いたこともありました。

 

私は小学校、中学校、高校、大学と、ひたすら真面目に"普通に"過ごしてきました。

大人や学校の先生が勉強しろというので、面倒だな~ゲームしたいな~とは思いつつも、赤点を取って補修を受けたり、宿題を出さずに怒られたり、受験に失敗するのが怖かったので、最低限勉強はしていました。

 

この「怖かった」というのは、当時は漠然と感じていた気持ちですが、一体何が怖かったのかと考えてみれば、レールを外れてしまうことが怖かったのです。

テストでいい点数を取れば親が喜び、褒めてくれる。その期待を裏切りたくないのもあったと思います。

 

【普通】
いつ、どこにでもあるような、ありふれたものであること。他と特に異なる性質を持ってはいないさま。

 

【無難】
《名・ダナ》これと言った特色はないが、格別非難されるような点もないこと。

 

Googleより引用>

 

自分を表すとすればこれしかないという言葉、「普通」「無難」の意味を改めて調べてみました。

うーん、ポジティブな印象は受けませんね…。

 

 

 「もっと冒険しておけばよかった」

 ツイッターなどでもたまに見かける話題ですが、アメリカで90歳以上のご老人に「人生を振り返って後悔していることは何ですか?」というアンケートを取ったところ、ほとんどの方が「もっと冒険しておけばよかった」と回答したという結果があるそうです。

 

まだ20代半ばの私ですが、このままいくと90歳になったとき、私もきっと同じ回答をしてしまう気がします。

今でさえ、学生時代のことを振り返ってはそう思っているので…。

そしてこのままいけば、私は30代になったとき「20代のときに挑戦しておけば」と言っていると思います。

 

自分は何者なんだろう?一体何ができるんだろう?

 

中学生のころ「アイデンティティ」 という言葉を学校で習いました。

子供のころはその言葉の意味よりも、聞きなれない不思議な言葉!という印象のほうが強かった記憶がありますが…(笑)

今一度、振り返ってみました。

 

 アイデンティティの拡散(アイデンティティの確立の失敗)


アイデンティティの拡散(アイデンティティの確立の失敗)とは、青年期においてアイデンティティの確立がうまくいかなかった場合に起こる葛藤状態のことです。

アイデンティティが拡散した状態では、自分が何者で、何がしたくて、将来どんな人生を歩みたいのかが分からず、自分が自分であることを実感できないまま悩み続けることになります。

 

<引用:アイデンティティの意味とは?アイデンティティの確立に失敗すると? - 知育ノート

 

ああ、私、まさにこれだ。

 

何か行動しない限りは、待っているだけでは、きっとこの状況は打破できないと思います。

だからこそ、何か行動しなければ。

その選択のひとつに、あえてレールを 外れてみることもあるのだと思います。

 

中学3年生の時、クラスの担任に言われた言葉があります。

高校受験が近づき、不安で焦り始める生徒も多くいました。

そんなとき、担任の先生がくれたのはこんな言葉でした。

 

「”今から勉強しても遅い”じゃない。むしろ始めるなら今が一番早いんだ

 

という言葉でした。 

 

 

とはいっても、怖い。それならせめて方向性を見つけるためにも 。

 

 フリーランスで成功されている人々の間で、非常に高い評価を得ている自己分析ツールです。

フリーランスの方々は、会社などの組織に属さない分、頼りになるのは、いえ、頼れるものは「自分自身」。

 だからこそ自分自身を見つめ、知る必要があるのだと思います。

そんな方々が口々に勧めている本なのですから、きっと自分は何者なのか?という問いの答えに近づく手助けになるのだと思います。

私も、試してみようと思います。

またレビューを書きます。